19回生 大地たか子さん 著
短歌集「マナ ベタモウ」(青磁社) より
’95年 阪神淡路大震災に自宅で遭遇 のところから抜粋
「五時四十六分」 (すく)
◆ 吾子抱きて布団の中で竦む吾を夫はかばひて覆ひかぶさる
◆ 安否問ふための電話は不通にてただただ無音受話器置くのみ
◆ ことごとく崩れし街より数キロに無傷の街あり物の溢れて
◆ 服を着たままで眠りに就く夜を重ねて今宵パジャマとなりぬ
◆ 「あしたね」とけふの続きを疑はぬ吾にしあれど今言い淀む
「春の雨止みて」
◆ 梅林を抜けて広場に集う児らの遊びはひとつ花いちもんめ
・・・・さらに秋〜冬へ続いていきますが省略。
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大地さんの他の歌は 以下に12首ほど紹介されています。
http://greenflash.private.coocan.jp/tanka-page/katteni/manahbetemu.html
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